妊娠した1年前を振り返ってみて思うこと
このブログを書いているのは2020年8月下旬。
毎日暑いなーと思っていたらふと、ちょうど1年前に妊娠検査薬がかすかに陽性になった日を思い出した。
子供が欲しいなと思い、でも授かりものだから期待しすぎないように、プレッシャーをかけすぎないようにしていた。でも、1日でも早くその月の結果を知りたくて基礎体温も気にしていたし、毎月フライング気味に妊娠検査薬でチェックもしていた。ちょうど少し前に最後の切り札に人工授精の説明会に行ったばかりで、いつから病院に通うか考えてもいた頃だった。
そんな時に、妊娠検査薬がかすかに陽性になった。チェックしているにも関わらず、あまりにも突然に思えて、かえって驚いたことをよく覚えている。偽陽性ではないか?と夫にはあと一日待って言うべきか悩んだけど、結局のところはせっかちなので言わずにはいられなかった(苦笑)。
その日から常にお腹の子供のことを気にする生活が始まった。食べるもの、飲むもの、運動etc... 四六時中と言っても良いくらいお腹の子のことを何かしら考えていた。仕事についてもいつまで続けるか、誰にいつ伝えるか…考えなければならないことが突然増えた。
その子が今では4か月まですくすく元気に育ってくれている(36週での早産なので通常より月齢が早め)。今でも子供のことを常に考えている生活に変わりはないが、目の前の子供を見て1年前の生活とのギャップに驚かされている。
1年前はバリバリに仕事をしていたのに、仕事をしなくなって早くも半年。
子供を産む前はいつ仕事に復帰するかを考えていたけど、子供がかわいくて、復帰しないママたちの気持ちが良くわかる。
ずっと子供が欲しかったから、毎日慌ただしくて自分の時間がほとんどないように感じるこの日常を本当に有難いことだと思う。
育児に追われてまたすぐに1年が過ぎるのかもしれないけど、1年前のあの驚きや戸惑いを忘れたくないと思う。喜びもあったと思うけど、お腹にようやく宿ってくれた子をどう守れるかの責任感の方が大きかった。
前置胎盤とかコロナとか色々あったけど、無事に生まれてくれて、元気にすくすく育ってくれていることが本当に有難い。忙しくて疲れがたまる毎日にこの幸せを見失いそうになりそうだけど…
結婚や、妊娠・出産は当たり前にできると若いころは思っていたけど、当たり前ではなかった。出産してみないとこの気持ちにはたどり着けなかったはずなので、多くのことを教えてくれた夫と子供に感謝したい。忘れないように記録しておく…